ジム友 3話
前回はこちら!!美香「じゃあ、ふんばって!!」
桃子「がんばります!!」
あれから、ずっと2人はトレーニングジムが終わった後で・・・このレスリングジムでトレーニングしていた。
美香「やるわね!!!」
桃子「簡単には裏返りませんよ!!!w」
美香「ふふ・・・でも、こうして・・・」
桃子「きゃっ・・・」
美香「こうすればーー!!」
桃子「ああーーっ」
美香「とぅ!!!」
ばんっ!!
桃子「あっ・・・」
桃子は最初は格闘技なんて怖いものだと思っていたのだが・・・
美香といっしょにトレーニングを積むうちにとても楽しかった・・・
もちろん、最初からあるモヤモヤしたものはあるのだが・・・
一人っ子で姉妹もなく、兄弟喧嘩もしたことがなく・・・争いごとは避けてきた桃子
そんな彼女にとっての美香とはお姉さんができたような、そんな感じもしていた。
美香「さぁ・・かかってきて!!」
桃子「もちろん、遠慮しませんよ?」
美香「どうぞー」
美香は美香で・・・ストレスの多い職場でのストレス解消が目的で格闘技をはじめたいと思っていた矢先
そんな、ストレスを消し去ってくれる桃子と出会った。
ストレス解消と癒し・・・その両方を手に入れた美香は桃子とともにトレーニングをすることが、とても楽しかった
レスリングをはじめて3か月がとても楽しく・・・あっという間に経った。
美香「ねぇ、もうそろそろ勝負してみない?」
桃子「え?美香さんと闘ったら・・・もっこもっこにされちゃいますよw」
美香「やってみないとわからないじゃないー」
桃子「ハンデくれるとか?」
美香「なにいってるのーwガチよガチ!ww」
桃子「むりむりぃーーーww」
美香「こういうのはねーぶつかり合って友情を深めるものなのよー」
桃子「そんな、青春グラフティなww」
美香「でも、楽しそうじゃない?」
桃子「モコモコにやられるほうは・・・楽しくないですwww」
美香「ちなみに、私・・・色々知ってるだけで格闘技をはじめたのは一緒だよw」
桃子「またまたー」
美香「ほんとほんと・・w」
桃子「それで、あれだけできたら・・・運動神経並みじゃないですね・・・」
美香「あなただってついてきてるじゃないーw」
桃子「いえー、美香さんとこうやってトレーニングするのが楽しくて楽しくて」
美香「私もだよーwねぇ・・・レスリングじゃなくて・・・プロレスごっこだと思って・・・じゃれあいじゃれあい」
桃子「そうですか?痛かったらすぐにギブアップしますからねーw」
美香「いいわよーーw楽しくてやめれなくなっても知らないからw」
桃子「あははは・・・私にはそんな才能ないですよーw」
美香「きっと、桃ちゃんと闘うのって気持ちいいにきまってるー」
桃子「(気持ちいい?)」
美香「さぁーいこいこ!!」
いつも落ち着いている美香。しかし、この時ばかりはまるで、幼児が親を公園に誘うかのような無邪気な女の子だった
桃子「レスリング場じゃないんですか?」
美香「このジムって前はボクシングジムだったみたい。今はボクササイズはあるみたいだけど・・・ここは使われてないのー」
桃子「へぇー、リングに登るのってはじめてです」
美香「じゃあ、ここで闘おう!!」
桃子「ボクシング?」
美香「ふふ・・・プロレスリングはなかったけど、プロレスリングに見えるでしょ?プロレスごっこだよー」
桃子「でも、もうモコモコにやられるとしか思えなくて」
美香「ふふ・・・そう思ってるのも今のうちだけ・・・きっと、あと60分もすれば考えが変わるわ」
桃子「美香さんを信じてるので懸けてみます」
美香「桃ちゃんも気にいるはず・・・大人の最高のプロレスごっこ・・・」
桃子「ルールみたいなのあります?」
美香「ルールはなし!!闘うことを楽しみましょう!!」
桃子「遠慮なく、ギブアップしますからねーwその時は終了してくださいw」
美香「はいはいwふふふふw」
美香「じゃあ、いい・・・はじめ!!」
美香「さぁ・・燃えてきたわ・・・」
桃子「全力でいって・・・全力で果てるしかないですw」
美香「そう言ってる割には・・・いい組手じゃない・・・」
桃子「うう・・・いい組手ですけど・・・びくともしないw」
美香「隙あり!!!」
美香はすっと桃子のバックへ回った
美香「ねぇ・・・これは、レスリングじゃなくてプロレスごっこなの・・・好きなことしていいのよ・・・」
耳元で美香が囁く・・・
しかし、後ろから捕まえる手をはずし・・・桃子が美香と向き合う・・・
桃子「好きなことっていわれても・・・」
美香「レスリング練習なんか忘れて・・・本能だけで闘うの」
桃子「本能かどうかわかりませんが・・・今かけれる技ならわかりました!!」
美香にヘッドロックをかける桃子
美香「なに・・・ここは私たちだけなのよ?」
バンっ・・・
脚をもち、桃子を倒す・・・
美香「じゃあ、私が先にやってあげる・・・本能での闘い方を・・・」
桃子はどきどきした・・・
しかし、それは・・・怖いからではない・・・
何かワクワクするようなドキドキであった・・・
至高の大人のプロレスごっこ・・・
はじまる・・・
4話へつづく・・・
カテゴリ : キャットファイト実験室
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