彼女たちの遊戯 第6話 たちあがる
必死にまやに体当たりする、くるみ。
しかし、半年とはいえ・・・流石先輩・・・
全然びくともしない。どうしようもない、絶望に呑まれるくるみであった。
押し続け、最初は重心が下にあったが押し続けることで上になってくる。
そうすると、まやは腰を持ち上げ
くるみを投げた。
まや「まだまだ、どんどんこい!!」
くるみ「はい!!」
だけども、どうしろというんだろう・・・押したところで、まやはびくともしない・・・
まや「耐えるの!!がんばれ!!」
「耐える?」むしろ「耐えている」のは、まやのはず・・・
しかし、まやの声にはくるみへを応援する温かさがあった・・・
「よくわからないけど・・・耐えればいい」そう思う、くるみ。
股間を蹴られても耐える・・・
ヘッドロックをされても耐える・・・
チョークをされても耐える・・・
しかし、ここでくるみは・・・何か気づいた
平然としている、まやにも徐々に何かが崩れてきていることが・・・
しかし、体力も限界に近付いていた・・・
まや「ほら、休んでる場合じゃないよ!!たって!!お願いだから立って!!」
その声はくるみの心に響いた・・・
そして、この苦しい特訓にはなんらかの意味があるとも気づいた
くるみは再び立ち上がり、残っている力を振り絞って、まやに体当たりした
それを受けた、まやは声を押し殺そうとしていたが・・・
まや「うーーーーーーーー」
あと少し!!
くるみは、はじめてから・・・40分・・・やっと、まやをリングの淵に追い込んだ。
しかし、まやも必死に耐えている。
まや「あと一息よ!!がんばれ!!」
しかし、ここまできても・・・びくともしない・・・
「あと少しだ」と思って残りの力を振り絞る
動いた!!!
よし!このまま一気に!!!
順調にいけば明日・・・
第7話 芽生え へ続く・・・
カテゴリ : 妄想シリーズ
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