彼女たちの秘密 第1章 ライバル 1話
廊下で言い争う、蘭子と真琴。
いつも大したことがない理由でこの2人はよく言い争っている。
今日の喧嘩の原因は朝、蘭子がバスの順番を割り込んで乗ったかどうか?である。
大体、突っかかるのは真琴なのだが。
真琴「うーだ、言ってないで、謝んなさいよ!」
蘭子「は?余所見してたあんたが悪いんでしょ?」
優「また、喧嘩してるねー」
琴美「喧嘩するほど仲がいいっていうけど、あの二人はどうなの?」
優「さぁ」
琴美「私が聞いた話だと、あの2人は小学校が同じで小学校まではすごく仲がよかったみたい」
優「それじゃ、中学校からあぁなったの?」
琴美「さぁねー、何て言うかさ。あの二人って鏡を見てるように似たようなところあるよね」
優「そうそう。だから、反射的に仲が悪くなるんだろうね」
琴美「じゃあさー、あの2人にプロレスさせたら?夜のww」
優「ぇ?w」
ドキッとする優。「いや、私と蘭子のあのことを琴美が知るはずがない」と思いこもうとするが
琴美「旧校舎あたりだと誰も来ないし、喘ぎ声を出しても誰にもわからないよね?」
なんで、知ってるんだろう?そう思ったが、琴美はレズで有名。ただ、想像で話しているだけかもしれない。と思いこもうとする優。
優「そ、そうなの?」
と、誤魔化そうとすると
蘭子と真琴のいい争いがついに行動に移ったのだった。
これはさすがに止めなければ先生たちが来れば面倒なことになる。
琴美「ちょっと、ここではやめなよー」
優「2人とも頭冷やしてー」
蘭子・真琴「こいつから手をだしてきたんだ!!」
琴美「それじゃさー、今夜旧校舎でプロレスでもしたら?ぷぷっw」
授業のチャイムが鳴った。4人ともそれぞれのクラスへ戻る。
琴美「今日、私はプールだから水着あるし、優ちゃんもあるよね?」
優「ま、まあ。」
下手なことを言えない、もやもや感に優は呑まれていた。
そして、どっぷりと夜更けになり。別に約束をしたわけではなかったのだが不思議と4人が揃った。
優「私たちは水泳あったから、水着あったけど・・・」
琴美「うん、プロレスって言ったら裸だよね!!」
優「(いや、何で2人とも素直に下着イッチョなんだ?)」
琴美「2人ともがんばってー」
優はふと思った・・・。ここまでの一連の流れ、全て琴美のペースになっている。
琴美は、私たちのあの秘密を知っているに違いない。
琴美「ぼーっとしてないで優ちゃんゴング鳴らして」
優「わ、わかった。2人とも用意はいい?」
蘭子も真琴もだまって頷いた。
優「はい!かーーーん」
すると、2人は何かの決壊を待ってたかのように闘志があふれ出し
激しくまずは腕を組み合わせた。
どっちも一歩も引かない、激しい押し合い。
ついに、今まで貯まっていた鬱憤を晴らすべく・・・
激しいバトルの始まりであった。
ついに新展開!!
第2話は明日公開予定!!
カテゴリ : 妄想シリーズ
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No title
これはとても楽しみです!
No title
さららさん、ありがとうございます<(_ _)>
4人とも全然違う思惑で展開していきますので
今後とも御贔屓に<(_ _)>
4人とも全然違う思惑で展開していきますので
今後とも御贔屓に<(_ _)>
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